13:00〜13:30の回

私は「場面緘黙」という障がいがあります。高校卒業後一度企業に就職したけれど、人と話すのが苦手で長く続きませんでした。工房ぱれっとに入ってからは、手先の器用さを活かして「らぶらび」というぬいぐるみを作っています。マレーシアにも招待され、作るところを披露してきました。帰国してからは「明るくなったね」「よく笑うようになったね」と言われます。最近は子どもたちにらぶらびの作り方を教えることもあります。

人は「障害があるから」「年だから」「どうせ自分にはできないだろう」と自分で知らず知らず「見えない壁」を作ってしまいがちです。障害者クライミングは、そんな自分で作る「見えない壁」に気づき、まずは「越えられるかもしれない」と信じ、方法を考え、仲間を見つけ、挑戦する力を得られると感じています。私の団体で継続して行なっている「交流型クライミングイベント」では、障害者も健常者も関係ない、全員が「ただのクライマー」です。多様性を認め合えるユニバーサルな社会が、ここにあります。私の経験をお話しします。


母と同じ瞼が開かない遺伝子疾患で生まれ、オペしない生き方を青春時代に選びました。2008年から患者会NPOを立ち上げ今では独りではない瞼の人生を歩む、37才ひつじ年うまれ。

「あれもこれも認知症の症状だったのだ。」と気づいた時には、介護の為に自分の時間が割かれています。日々の生活や仕事に支障が出ると共に、当事者は適切な認知症介護が受けられない状態が続いていきます。そうなった時、認知症について知識のない家族は、どんな介護ができるのか?何をすればいいのか?又、家族の認知症を受け入れられるのか?自らの介護経験と多くの介護家族の声を、これから認知症介護をするかもしれないあなたにお伝えしたい。